中学数学の相対度数について
中学数学の相対度数について
概要
相対度数(そうたいどすう)は、統計学においてデータの集まりの中でどのくらいの割合を占めるかを表す指標です。相対度数は統計的な解析や比較を行う際に役立ちます。
例題をもちいた説明
例として、あるクラスの身長データを考えてみましょう。クラスの生徒全員の身長を測定し、その結果を表にまとめました。
生徒番号 | 身長(cm) |
---|---|
1 | 150 |
2 | 155 |
3 | 160 |
4 | 158 |
5 | 162 |
6 | 150 |
7 | 160 |
8 | 163 |
9 | 159 |
10 | 155 |
このデータをもとに、身長の相対度数を求めてみましょう。まずは、データの総数を求めます。この場合、データの総数は10人です。
次に、各身長の出現回数を数えます。たとえば、150cmの身長は2人、155cmの身長は2人というように数えます。
出現回数を求めたら、それをデータの総数で割り、相対度数を計算します。たとえば、150cmの相対度数は2 ÷ 10 = 0.2、155cmの相対度数も同じく 0.2 となります。
これをすべての身長に対して計算し、相対度数の結果を表にまとめることができます。
身長(cm) | 相対度数 |
---|---|
150 | 0.2 |
155 | 0.2 |
160 | 0.2 |
158 | 0.1 |
162 | 0.1 |
163 | 0.1 |
159 | 0.1 |
サンプルの例題とその答え
例題1:あるクラスの体重データが以下のように与えられています。このデータに基づいて、体重の相対度数を求めてください。
生徒番号 | 体重(kg) |
---|---|
1 | 50 |
2 | 55 |
3 | 60 |
4 | 58 |
5 | 62 |
6 | 50 |
7 | 60 |
8 | 63 |
9 | 59 |
10 | 55 |
解答: データの総数は10人です。各体重の出現回数を数えると、50kgの体重は2人、55kgの体重は2人というようになります。これをデータの総数で割り、相対度数を計算します。
体重(kg) | 相対度数 |
---|---|
50 | 0.2 |
55 | 0.2 |
60 | 0.2 |
58 | 0.1 |
62 | 0.1 |
63 | 0.1 |
59 | 0.1 |
まとめ
相対度数は統計学においてデータの割合を表す指標です。データの出現回数を数え、それをデータの総数で割ることで相対度数を求めることができます。相対度数を計算することで、データの傾向や比較などを行う際に役立ちます。