中学数学 相対度数

Posted by 中学・高校・大学の数学を学ぶ on Sat, Jul 1, 2023

中学数学の相対度数について

中学数学の相対度数について

概要

相対度数(そうたいどすう)は、統計学においてデータの集まりの中でどのくらいの割合を占めるかを表す指標です。相対度数は統計的な解析や比較を行う際に役立ちます。

例題をもちいた説明

例として、あるクラスの身長データを考えてみましょう。クラスの生徒全員の身長を測定し、その結果を表にまとめました。

生徒番号 身長(cm)
1 150
2 155
3 160
4 158
5 162
6 150
7 160
8 163
9 159
10 155

このデータをもとに、身長の相対度数を求めてみましょう。まずは、データの総数を求めます。この場合、データの総数は10人です。

次に、各身長の出現回数を数えます。たとえば、150cmの身長は2人、155cmの身長は2人というように数えます。

出現回数を求めたら、それをデータの総数で割り、相対度数を計算します。たとえば、150cmの相対度数は2 ÷ 10 = 0.2、155cmの相対度数も同じく 0.2 となります。

これをすべての身長に対して計算し、相対度数の結果を表にまとめることができます。

身長(cm) 相対度数
150 0.2
155 0.2
160 0.2
158 0.1
162 0.1
163 0.1
159 0.1

サンプルの例題とその答え

例題1:あるクラスの体重データが以下のように与えられています。このデータに基づいて、体重の相対度数を求めてください。

生徒番号 体重(kg)
1 50
2 55
3 60
4 58
5 62
6 50
7 60
8 63
9 59
10 55

解答: データの総数は10人です。各体重の出現回数を数えると、50kgの体重は2人、55kgの体重は2人というようになります。これをデータの総数で割り、相対度数を計算します。

体重(kg) 相対度数
50 0.2
55 0.2
60 0.2
58 0.1
62 0.1
63 0.1
59 0.1

まとめ

相対度数は統計学においてデータの割合を表す指標です。データの出現回数を数え、それをデータの総数で割ることで相対度数を求めることができます。相対度数を計算することで、データの傾向や比較などを行う際に役立ちます。